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KADVOについて
 神奈川海外ボランティア歯科医療団は、1982年2月に現地視察に始まり地域の行政、大学、歯科医師会および現地医師等の協力を得、特に現地における友人たちの多大なる協力を得て発足するに至りました。
その後、1996年には、日本国内で複数の歯科大学同窓生、歯科衛生士、歯科技工士及び歯科医療に直接関連しない一般の人方々の参加を得て、神奈川海外ボランティア歯科医療団(KADVO)を発足し、2005年9月には、国際協力に関する非営利活動をさらに充実かつ発展させ、幅広い観点から多岐にわたる援助活動が可能となることを目的に、特定非営利活動法人神奈川海外ボランティア歯科医療団を設立するに至りました。

 私たちの活動は、活動開始の1982年よりフィリピン・セブ島を中心に、毎年の無料歯科診療活動、口腔衛生教育活動を実施するとともに、4回の口唇・口蓋裂閉鎖手術、また、日本より歯科衛生士を現地に常駐させ、学童に対するフッ素洗口法を用いた予防活動などを実践してきました。
またタイにおいても1998年から同様の活動を実施するなど、歯科診療に恵まれない人々に対して奉仕活動を継続してきており、同時にこの活動を通して両国民と日本国民との相互理解と友好を深めることにも努力してまいりました。

 しかしながら、この間対象国の口腔環境に期待する改善になかなか至らないということも事実です。
フィリピンでは、戦後の日本が高度成長期に経験したように、経済成長の発展により増大する砂糖の消費量に比例して、齲蝕、歯周病が増加傾向にあるにもかかわらず、いまだ国民全体に対して歯科治療・予防及び口腔衛生教育等は行きわたっていないのが現状であります。
また、この状況はタイ国においても多くの地域に存在すると思われます。

この原因として、
  1. 日本のような健康保険制度がないこと、
  2. いまだ対象国に、いわゆる貧困層が多く存在し、経済的な問題から歯科治療を受けることができないこと、
  3. 口腔環境の健全化に対する意識が低いこと、
  4. 歯科医療機関の絶対数が少ない点などが考えられます。
そこで、両国の歯科医療の機会に恵まれない人々に対して診療活動を実施するだけでなく、口腔衛生教育や予防活動を行い、意識の向上と口腔の健全化を図る努力もして来ました。
また、高額な費用を必要とする口唇・口蓋裂の閉鎖手術を実施する事で、この障害を持ち、かつ貧困に在る若い人々に「会話」という人間にとっての基本的コミュニケーションの確立と、健常者と同等な社会参加への「機会」を得ることを可能にして差し上げたいと、活動して参りました。

 開始以来継続してきたこれらの活動から気付くこととして、我々の活動対象国を含めた東南アジアでは、未だに多く存在する貧困とそこから派生する数々の問題、すなわち家庭に於ける虐待や養育放棄、社会的には麻薬汚染、窃盗、殺人などの犯罪も現前としてあることです。

 この問題解決の方策として長期的ではありますが、「教育」の普及であると考えました。
就学できない子供たちに「教育」の機会をあたえることにより将来に夢を持つことができ、かつ安定した社会生活を営むことができるように支援する事が出来たらと考え、本人の意志が有るにも関わらず就学が困難な子供たちに資金を提供し、就学を促す教育支援プロジェクト(KADVO-HEART PARENTS)を2004年度より開始いたしました。

 今後、対象国の恵まれない方々に対して、歯科診療のみならず、健康と幸せな生活の手助けをすることができますよう活動の充実を図って参りたいと思います。
何卒、皆様のご理解とご協力を、そして活動への参加を心よりお願いしたいと思います。

特定非営利活動法人 神奈川海外ボランティア歯科医療団

理事長  山本 宗弘