皆様のご協力により、お陰様で第9回ラオスフリーデンタルクリニックを無事終了する事ができました。ここに厚く御礼申し上げます。内容は以下の様になりました。
【1日目】
9/16(土) 集合 羽田空港
【2日目】
9/17(日) 12:40 pmビエンチャン ワッタイ国際空港着
空港にはラオス- 日本センター(Laos-Japan Human Resource Development Institute)ポンケオ チャンタマリー所長、セタティラート病院歯科医師等が出迎えてくれた。
歓迎の挨拶を終えすぐにセタティラート病院へ向かい活動の打ち合わせ、歯科機材の確認や滅菌作業を行なった。
【3日目】
9/18(月) 8:00amホテル発〜
活動場所:SOMBOON PRIMARY SCHOOL, NONG KHON MUEANG, THURAKHOM, VIENTIANE.
ラオス料理店にて病院長、ラオス人歯科医師、日本語通訳との夕食、親睦会を開催。ラオス人歯科医による民族舞踊を披露してもらい交流を深めることができた。
【4日目】9/19(火) セタティラート病院にて矯正セミナー開催
講演者:Dr.柳澤 寿美代
講演の後、乳歯冠のロー着実習を行った。
セミナー終了後 直帰組が帰国 (ハノイ経由) 20:00 VTE VN920 HAN 21:30 23:35 HAN NH898 NRT 06:45 (9/20)
【5日目】
9/20(水) バンコクに移動 13:30 VTE WE571 BKK 14:50
【6日目】
9/21(木) 帰国 10:35 BKK NH848 HND 19:00
①〜④について小学校の教室を借りて行った。
①口腔内診査
4〜12歳の小学校児童172名、大人24名に対して複写式カルテを用意し検診を行い、結果をKADVO、セタティラート病院、学校で情報共有した。
②虫歯予防プログラム
デンタルIQ高め、う蝕罹患率を下げることを目的として、紙芝居を用いて児童に歯磨きの必要、重要性を説き、楽しみながら学ぶ機会を与えた。
③治療
セタティラート病院歯科医師等とともに緊急性のある患者に対してう蝕処置、抜歯を行なった。
④フッ素塗布
小学生児童に対してフッ素塗布を行なった。カリエスフリー児童には表彰を行い、その努力を讃えると共に、他の児童に対する動機づけをした。
今回コロナ禍明けて3年ぶりの開催であり、はじめての訪問となった小学校での活動は下見も出来なかったことや長期間放置された歯科機材や材料に不安があったため疫学調査を主として活動計画をたてた。調査結果によると172名の子供達に虫歯の無い子は2人のみであった。2016年に行われたライオン歯科研究所で行われた調査では、7〜11歳のdmf指数は0.1〜0.4であったのと比較して、我々の調査した小学校では日本のそれと比較してもかなり高く、歯科公衆衛生の改善が必要である事を痛感した。 また今回、新たな試みとしてのセミナーを行った。これはラオス人歯科医師からの要望で矯正学についての講義と実習をリクエストされ行う事になった。これが大変好評で、セタティラート病院のほか数多くの歯科医らが参加、質問やアドバイスなど止むことはなかった。
次回は来年9月、今回と同じソンブーン小学校での活動を予定している。
実行委員長
甘利雄司
副実行委員
北畠哲郎、嶺岸克彦
会計
柳澤寿美代
実行委員
阿久澤信人、新井裕基、江藤仁、小谷岳司、小泉文、吉野ゆかり
参加:歯科医師
浪越順、三須邦彦、奥津直起、難波勝文
歯科衛生士
シータラ カンタリー
協力
CASサオワラック ヤムツリー、カーン ヤムツリー
支援
埼玉ラオス友好協会