セブフリーデンタルクリニックこのプロジェクトは1984年の第1回から37年間、湾岸戦争・東日本大震災などの困難を乗り越え途絶えることなく継続して来ました。
この間にフィリピンは経済や医療においても大きく発展しそれに伴いフリークリニックのスタイルを少しずつ変化させ現在の特定非営利活動法人神奈川海外ボランティア歯科医療団(KADVO)現地歯科医師会 (セブ歯科医師会・CDS)、サウスウエスタン大学歯学部、現地サポーター、ロータリークラブなどが助け合ってプロジェクトを成功へと導く形態となりました。
これは医療ボランティアの成熟した1つの成功例ではないかと思います。今後もこれまで培ってきたフィリピン・日本両国関係者の「友情」を大切にこのプロジェクトを継続させて行くことが何よりも大切であると感じる一方、KADVO会員の高齢化や「治療の医療から予防の医療」への変化など、今後のボランティアプロジェクトを継続させてゆくための転換期であり成長へのターニングポイントではないかと感じています。
コロナ感染症の世界的流行の鎮静化により本年度38thセブフリークリニックは少人数ながらも、3年間のブランクを経てリスタートできました。
39thフリークリニックを念頭に現地フリークリニック候補地視察や検診を行い、現地サポーターの方々と感染症対策や、魅力あるプロジェクトへの意見交換を活発に行った参りました。
来年度39thフリークリニックでは、いままでのプロジェクトをよりブラッシュアップさせた形態(定点患者データ分析・スタディーツアー・フリープラン参加等)での開催を予定しています。
医療従事者のみならず一般の方、学生の方の参加もお待ちしています。